昔ながらの八百屋を守りたい

昔ながらの八百屋。それは町の人々の大切な交流の場でもありました。そんな古き良き時代の八百屋は年々少なくなってきています。 モノや情報が溢れる現代だからこそ、「どんな人が作っているのか?」「どんな想いで作っているのか?」「今は何がおいしい時期なのか?」「おすすめの食べ方は?」などのコミュニケーションを大切にしたい。 吉本商店では、そんな想いを大切に、熊本野菜や熊本果物を中心に新鮮でおいしい旬の青果を厳選し販売し、農家の方々と食卓をつなぐ八百屋として毎日元気に営業しております。

「旬に徹底的にこだわる」それが私たちのポリシーです。 

新鮮さへのこだわり

吉本商店の一番のおすすめは、熊本県産の野菜と果物です。仕入れも店主自ら毎朝、熊本県内を回り鮮度の高いものを厳選しています。仕入れた野菜と果物は、鮮度が落ちない内にすぐに店頭へ並べ、フレッシュな状態でお買い求めいただけるようにスピードにこだわっています。手間と労力はかかっても、鮮度がいいものを手にとってもらいたいと考え、コツコツ一軒ずつ丁寧に回っています。

おいしさへのこだわり

鮮度が高いからと言って絶対おいしいというわけではありません。野菜や果物のおいしさを決めるのは、農家の方々の想いと心意気だと考えています。 土作り、品種の選び方、肥料や水のやり方、雑草の処理の仕方、集客の方法と時期など自然と戦いながらベストなタイミングで適切な作業をしていないとおいしい野菜や果物はできません。 熊本の農家の方々の野菜や果物に対する愛情がなければおいしい野菜と果物にはならないと考えています。 吉本商店では、そんな類稀なる愛情と想いをお持ちの農家の方々から野菜と果物を仕入れることで、お客様に喜んでいただいています。

価格へのこだわり

毎日食べる野菜と果物だからこそ、お値打ち価格で提供したいと考えています。鮮度が高くておいしい野菜や果物ですが、値段も高いとなれば、本当にいいものを多くのお客様にお届けしたことにならないのではないかと思うのです。毎日必ず行う「食べる」という作業のクオリティを上げることは生活や人生の質の向上にもつながるはずです。お客様の生活と人生の質の向上も私たちの使命と考えて、決して安くはないかもしれないですが、高すぎずお買い求めいただきやすい適正価格で販売しております。

安心安全へのこだわり

「どのような生産者が作ったのか?」「信頼できる農家さんなのか?」という不安がつきまといます。吉本商店では、農家の方々がどのような方で、どのような想いで作り方をしているかを知った上で、信頼のできる農家の方々から仕入れています。こうした顔を突き合わせる関係があることが安心安全の第一歩だと考えています。

商いの原点

吉本商店の創業は、戦後すぐの混乱の時代にある。約70年前の終戦時、孤独や貧困、病気などが蔓延していた時期に、この益城の地で酒屋として商売を始めた。しかし、酒屋だけでは、収入も限られ、生活は苦しいものだった。そこで1代目は、益城で取れたスイカに目をつけた。益城のスイカは味も良く栄養価も高く「きっと多くの人に喜ばれるはずだ」と信じ、トラックにスイカを積んで行商販売を開始。はじめはなかなか受け入れられなかったスイカだが、1代目の信念と熱意が伝わり、益城のスイカは徐々に人々に認められ、沖縄などへも送られた。この成功をきっかけに、商店を今の地に構え、益城の皆様の台所応援団として地域に根ざした商いを続けてきた。

熊本地震を経て

2016年4月、熊本地震で益城は甚大な被害を受けた。もちろん吉本商店も例外ではない。しかし、この益城という町に古くから根ざしてきた商店だからこそ、いつの時代も地域の方々に支えられて商いを続けて来れた吉本商店だからこそ、今、できることがあるのではないだろうか?それは一体何だろう?そんなことを考えながら、日々営業を続けてきた。これから熊本や益城町は復興に向かって行くことだろう。しかし、行政や県外の人が「復興が終わった」と言う時、私たち益城の人間は笑顔でいることができるだろうか?今のままでは一人一人が本当の意味での笑顔になるにはまだまだ道のりは遠い。そう感じる。
戦後すぐから地域に根ざして支えられてきたからこそ、今、これから、益城町に貢献していこうと考えています。その一環として、益城町の復興していく姿をアーカイブとして、ブログやFacebookで発信し、撮り溜めていこうと思っています。
復興が終わる時、益城の人たちが笑顔でいれるように、私たち吉本商店も一緒に地道に歩んでいこうと思っています。